メカニカルキーボードを入手したとき、キーマップを変更する必要に迫られるかもしれません。
例えばMacユーザーであれば、最初にcaps lockをleft controlに置き換えたいと考えると思います。Windowsユーザーであれば無変換に英数、変換にかなを割り当てたいでしょう。
キーマッピングを変更するアプリを使うことで、ある程度レイアウトの調整が可能です。
VIA
VIAに対応しているキーボードであれば、VIAの設定サイトを開いて、キーボードを接続することで、何らかのインストールを行うことなく、ブラウザ上でキーマップの調整を行うことができます。ここで設定したマッピングはキーボード本体に保存され、キーボードを別のPCに移動しても設定が失われることはありません。
VIA公式はGithubがVIAコードを承認するまで時間がかかるため、あまり新しいキーボードは認識されないことがあります。そういった場合、メーカーが専用のVIAサイトを用意していることがあります。
Karabiner-Elements (Mac)
Macではこれ一択だと思います。
キーマップの変更だけでなく、特殊な操作によってキーコードを送信する複雑な設定も可能で、一般的な設定ファイルはアプリから公式を開いて直接ダウンロードできます。
私はこれでShiftキーを単体で押したときに英数と日本語を切り替えるように設定しています。キーボードの種類によってはファンクションキーのマッピングがうまくいかないことがあります。
PowerToys (Windows)
WindowsはMicrosoftが提供している上記ツールがあります。
マップする元のキーを押して、マップ先のキーを押すことで、キーマップの変更ができます。どれくらい細かい変更ができるかあまり検証していません。
日本語入力の切替
US配列などを使っている場合、日本語入力の切替がCtrl + スペースキーでトグルする形になり、Macユーザーはこれに耐えられないことがあります。
解決策として、Karabiner-Elementsを使う方法があります。日本語入力の切替を左右の⌘キー、Optionキー、Ctrlキー、Shiftキーの単体押しに割り当てることができます。
個人的なお勧めはShiftキーとCtrlキーの単体押しを設定することです。
前提として、Capslockキー左のCtrlキーとしてマップしておきます。
左のCtrlキーで英数、右のShiftキーでかな入力に切り替えられます。慣れるまで時間がかかりますが、小指で切り替えられるので非常に楽です。
Shiftキーはためらい打ちが起こりやすいので、設定ファイルの編集ができる人は左のShiftキーで切替を行わないように調整することも可能です。
左右の⌘キーに割り当てるのが以前は一般的でしたが、実用的ではありません。
設定手順
1.Karabiner-elementsアイコンからSettingsを選択。
2.Complex Modificationsを選択してAdd predefined ruleをクリック。
3.Import more rules from the Internetをクリック。
ブラウザで公式設定のリストが表示されます。
4.International (Language Specific)を開きます。
5.For Japanese(日本語環境向けの設定)をImportします。
6.インポートされた設定から、有効にするものを選択します。
お勧めは
- Ctrlキー単体で英数・かなキーを送信…英数切り替えに使います。
- Shiftキー単体で英数・かなキーを送信…かな切り替えに使います。
この2つです。
ここで有効化した設定は、Karabiner-Elementsを起動している限り、すべてのキーボードで有効化されます。複数のキーボードに個別設定する必要はありません。