アイキャッチは 人気のゲーミングキーボード おすすめ18選【2024年版】 より引用
ゲーマー向けのメカニカルキーボードと仕事向けのメカニカルキーボードは重視する点が異なっているため、タイピストから観ると粗悪にすら見えるキーボードがよく売れていたりします。
仕事でキーボードを使用するタイピストは長時間タイピングを行うことを前提としているため、打鍵の快適性、打鍵音、耐久性が重視されます。キーキャップはPBT素材の指に優しい素材のものが好まれ、テンキーレスやコンパクトなデスクスペースを占有しない小型のものが人気です。
打鍵音を重視することもあり、金属筐体のカスタムキーボードが高級機として認識されています。
一方、ゲーマー向けのキーボードは反応速度やカスタム性が重視される傾向にあり、打鍵感や打鍵音はそこまで重視されないようです。キーキャップはABS素材、本体のプラスチック筐体で、耐久性や剛性にはあまりこだわりません。
フルサイズモデルやマクロキー、メディアキーなどの設定可能なキーが付属しているものが多く、ラピッドトリガー、Nキーロールオーバー(キーの同時押し認識)といったゲーミングに特化した機能が搭載されています。またタイピスト以上にコスパを重視する傾向が強いです。
これらの違いは、タイピストが自分自身がタイピングしているものと同じくらいキーボードにも目を向けるのに対して、ゲーマーにとってのキーボードはゲームを有利あるいは快適にプレイするための道具の一つに過ぎないという認識の差によるものが大きいと思います。
メカニカルキーボード おすすめ
このキーワードで出てくるWebサイトのほとんどがゲーミング志向のキーボードになっています。
タイピスト向けのキーボードもRGB LEDが搭載されているので、仕事向けのメカニカルキーボードを探している初心者には見分けがつきません。logicoolやエレコム、RAZERのキーボードを選択肢に選んでしまいがちですが、それはどちらかと言えばゲーマー用で仕事用ではありません。
ただ、メカニカルキーボードは明確にゲーミングとそれ以外にカテゴリ分けされているわけではありません。仕事用にも使えるけど、ゲーム用としても有能なキーボードが設計されることもあります。
好まれる軸
仕事用にはリニア軸とタクタイル軸が好まれます。
ゲーマーにはリニア軸とクリッキー軸が好まれる傾向にあります。
両方のケースでリニア軸が含まれるので、共通項にみえますが、ゲーマーはスピード軸と呼ばれる銀軸などの極めて反応速度の早い軸、オプティカル軸という光学センサーで押下認識する機能的に堅牢な軸を選択し、打鍵音とか打鍵感にはあまり関心がありません。
ゲーマーがやかましいクリッキー軸を使うというのは不思議なことに思えますが、両耳ヘッドセットで文字チャットを伴うゲームを行っている場合、自分が打鍵している音を聴くためにクリッキー軸を選択しているそうです。
ゲーミングキーボードをタイピングに使えるか
結論から言うと問題なく使えます。そのへんのメンブレンよりも全てにおいて打鍵性能に優れています。
但し、ラピッドトリガー搭載キーボードではためらい打ちを許容しないため、誤打鍵が増えてしまう可能性があります。
打鍵は問題なくできる、というだけで、長時間のタイピングに快適性をもたらすとは言えません。文字キーの左側に追加された余分なマクロキーなど邪魔な存在も多く、プラスチック筐体の安っぽいカチャカチャ音を消すことはできません。
ゲーマーでかつタイピストであるという方は、ゲーム用とタイピング用のキーボードは予算が許す範囲内でそれぞれ専用のものを用意するほうが理にかなっています。ここ最近は、タイピスト向けだけどゲーミングにも使うことができる品質のモデルも出てきています。
Keychron Q1 HE QMK Wireless Custom Keyboard
オプティカルではなく磁気センサースイッチという新しいメカニカル軸を採用したKeychron Q1 HEは、タイピストにもゲーマーにもお勧めできるキーボードになっています。アクチュエーションポイントを調整でき、金属接点がないので耐久性にも優れます。